【DIG TOKYO vol.0 イベントレポート】 〜 2019.01.29 キックオフイベント ”これから活躍する人材像とコミュニティの未来について” 〜

2019年1月29日、DIGのキックオフオフイベントを東京で開催。
トークセッションでは、DIGの顧問に就任された4名の方にご登壇いただきました。
代表世話人株式会社 代表取締役の杉浦 佳浩氏、News Picks編集部副編集長の佐藤 留美氏、株式会社ミナジン 代表取締役の佐藤 栄哲氏、NTT東日本 千葉事業部コラボレーション推進部 部長の大村 健太郎氏です。
トークセッションのテーマは、「これから活躍する人材像とコミュニティの未来について」
様々な人材を見てきた4人にお話いただきました。

活躍できる人材になるには、本質を掴むこと


柴田雄平氏:これから伸びる人材は、どのような人材だと思いますか?

佐藤栄哲氏:僕からは2つあります。
まず1つ目は、時代が変わっても変わらないところでいうと、「本質をつかむ」ことが大事だと考えています。
というのも、変化が激しい時代だからこそ、本質は変わらないと思うんですよね。
「本質をつかむ」とは、仕事でも何でも自分にとって大切なものに、寝食忘れるくらいに打ち込だ先に、見えてくるものだと考えています。例えば、”仕事”や”人間”とは何かや、自分が世の中に貢献できるところなどがみえてきます。

特に若い方々に対して思うことは、何も考えずに何かをやって、おもしろくなかったのでやめるということについて。
環境を変える、転職すること自体は否定しないですが、30歳の時にどうなりたいのか?40歳の時どうなりたいのか?ということを考えていただきたいです。
目的や目標をしっかりもった上で環境変えるのはいいですが、何を目指すのかということをしっかり見据えて、ひたすら向かっていくことが大切です。

2つ目は、”想像する力”と”形にする力”を持つ人材です。
今世の中で起こっているイノベーションはITに関することです。来年は5Gが出てくる、そしたら世の中は間違いなく変わります。
イノベーションは、ITと何かをかけあわせることによって起こるので、何かとITをかけ合わせたらどうなるのかということを想像することです。
こんなのがあったらおもしろいよねと想像する力と、落とし込んで形にする力を持つ人材がこれから求められると思います。


佐藤留美氏:私は色んな方をインタビューしていますが、戦略をしっかりと立てて活躍されている方は少ないと感じています。
なんとなくの目標があったとしても、自分が変わりたくても世の中が変わらなかったり、逆らえない状況もありますよね。だから今いる大事な人を裏切らないとか、目の前の仕事を一生懸命やることによって、道を切り開いている人が多い印象があります。

この前芸人のヒロシさんの話を聞いて、まずは何でもいいので”突き詰めること”が大事だと思いました。

芸人のヒロシさんが再ブレイクした理由を知っていますか?女性の胸と二の腕の触り心地が似ていることから日本一「二の腕」に詳しくなり、二の腕芸で表舞台に出てきたんです。
その時は「二の腕から飛躍した人っているんだ!」と思いましたね。最初は「二の腕」のようなニッチな領域だったとしても、そこから男性の心理、羞恥心、孤独の良さなど、どんどん派生して活躍の場が広がっていくんです。

コミュニティ運営は、“入り口”が肝心


柴田雄平氏:コミュニティの重要性や活用法など良い事例がおれば教えて下さい。

杉浦佳浩氏:NewsPicksの今後のコミュニティの活動について、佐藤留美さんにご相談いただいた時の回答をお話します。コミュニティ運営のポイントは、コミュニティに入ってきてほしくない人をどう排除するのか、ルールをどうするのかの2つですね。
まず、コミュニティの設立発起人を選んで下さい。発起人の紹介がないと入れない仕組みにして、発起人たちとNewsPicksのルールを決めて、そのルールにそぐわない人はコミュニティに入ってこなくていいとした方が良いと思っています。
というのも、コミュニティ運営の目的は、読者の人が喜んでくれることや読者同士の交流になるので、最初は紹介制がいいのではないですかとお話しました。
僕がこの人はちょっと・・・と思った人に対しては、紹介者の方に「あの人とはもう付き合わない、と本人に言っておいて」と伝えます。なぜなら不協和音にならないように、コミュニティの目的が大事だからです。コミュニティの継続は無理に考えなくていいと思います。

コミュニティを盛り上げる秘訣は、”メンバーに役割を担ってもらうこと”


佐藤栄哲氏:僕は「コミュニティ活用」という言葉があまり好きではないですね。
コミュニティを活用しよう、何かをもらいに行こうと思っても、何も得ることはできません。自分が与えられるものは何かということを考えて行動した方が、結果的に得られるものが多いんです。

コミュニティを盛り上げることが下手な運営者は、メンバーにボランティアで何かを頼んだら悪いと思ってしまうことです。でもこれだと絶対にコミュニティは盛り上がりません。

メンバーには役割をどんどん担ってもらって、ひとりひとりがコミュニティに対して何かを与えることが大切なんです。そうすることで、与える人には情報が集まってきます。情報をもらおうと思って参加している人には、情報は集まりません。
コミュニティの中で、宴会を盛り上げることが得意など、何でもいいので、“この領域なら私に任せて!”と自他ともに認めるものをつくりましょう。
自分がコミュニティに対して貢献できることは何か?与えられるものは何か?と思った方が自分も楽しいし、結果的に得られるものも多くなります。

コミュニティは、心の支えになる


佐藤留美氏:私は1年半前に夫が大阪に転勤になり単身赴任になったので、大阪に仕事をつくって毎月1週間くらいは大阪で過ごしています。
そのときに杉浦さんや佐藤さんに色んな仲間をご紹介していただいて、目からウロコだったことがありました。
東京で否定されたことも、大阪では正解だったりするんです。人の価値観や評価基準は、いい加減なものだと感じましたね。
こっちで否定されてもあっちがあると思えることは、こんなに気持ちが楽になるものなのかと思えたことはすごい発見でした。私は、それがコミュニティの役割だと思っています。

例えば、上司や部下、顧客に否定されても、視点を変えてみたらこちらの顧客には喜んで頂けることや、こちらの仲間は歓迎してくれるということは、世の中にたくさんあるのではないかなと思っています。
DIGに期待していることは、解は1つではなく、別の解があるかもしれないことに気づかせてくれる仲間や、心が落ち着く場所や心の支えとしての機能ですね。


大村健太郎氏:僕は約3年前に里山コミュニティに、肩書きのない1人のおじさんとして参加しました。
とても不安でしたが、あっという間に友達ができたんです。なぜ僕がこんなに受け入れられたかというと、僕は自分の話はすることがないので、ものすごく人の話を聞くんです。でもこれは自分が持っている能力ですよね。何者でもない自分になったときに、強みが見えてきましたが、これはとても重要だと思っています。
DIGのコミュニティも肩書きを取っ払って、個人としてどうお付き合いするかというコミュニティができるといいなと考えています。

《登壇者のプロフィール》

【佐藤 留美氏】
NewsPicks編集部副編集長。
青山学院大学文学部卒業後、出版社、人材関連会社勤務を経て、2005年編集企画会社ブックシェルフ設立。「週刊東洋経済」「PRESIDENT (プレジデント)」「日経WOMAN」「プレジデントウーマン」などに人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。『凄母』(東洋経済新報社)、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)など著書多数。
2014年7月からNewsPicks編集部に参画、2015年1月副編集長に。

【杉浦 佳浩氏】
代表世話人株式会社 代表取締役。
三洋証券㈱、㈱キーエンス、三井住友海上火災保険㈱を経て、2015年1月、代表世話人㈱を設立。保険会社所属時の1990年代後半より、ベンチャー企業への出資、子会社キャピタルとの連携から起業家とのネットワークを広く構築。また起業家のみならず、【人と人をつなげる人でありたい】を活動の指針として、ご縁をつなぐ毎日に奔走している。

【佐藤 栄哲氏】
株式会社ミナジン 代表取締役。
■経歴
神戸大学経営学部(金井ゼミ)卒業。
在学中に短期業務請負業(登録型短期アルバイト派遣)として弊社創業。
大学卒業時に、丸紅㈱に入社、食料部門で酒類原料輸入に従事。
28歳で海外に事業会社設立、取締役に就任。
33歳で当社に戻り代表取締役社長に就任。
単なる人材派遣に留まらず、組織活性化・業務標準化・人員体制の見直し等を積極的に展開。
2009年より人事労務トータルソリューションサービス MINAGINE(みんなの人事部)事業をリリース。
「人が活きる・人を活かす」をコンセプトに、経営者様と全ての従業員様が共に成長発展するのに役立つ商品・サービスを提供していく。

【モデレーター:柴田 雄平氏】
株式会社mannaka、 onakasuita 株式会社、株式会社tilde 代表取締役社長/ 株式会社utuwa 取締役。
埼玉県の高校卒業後、調理師専門学校にて調理師免許を取得。 ヨーロッパ6カ国へバックパック、外食事業及び商品開発、マーケティングを経験。
onakasuita株式会社(2013年)、株式会社mannaka(2015年)、そして株式会社mannakaの子会社として株式会社tilde(2018年)を設立。土日祝日休みの外食事業からマーケティング/経営の企画・開発・広告・改善までを一気通貫でサポートする伴走型事業や、女性向けオーガニック化粧品などの商品企画/開発・ネット通販事業も手がける。
特に、オフィスを持たない株式会社mannakaでは、自身だけでなく従業員全員が既婚率100%・フルリモートという「新しい働き方」を実践している。

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