海外でコロナ隔離生活!? アジアアフターコロナのビジネス戦略~DIG ONLINEレポート~

ミャンマー在住、現地で事業開発に取り組むDIGメンバーの森さん。たまたま滞在したホテルでコロナ感染者と接触疑惑になり、23日間完全隔離対象に!?ミャンマーのコロナ事情、現地ビジネスの実態など、生の情報を現地から届けてくれました。

イベントの詳細はこちら:https://dig-com.work/event/0517digonline-asiaaftercorona/

 

■登壇者プロフィール

【森萌絵子さん】

大学卒業後、新卒で2年半物流会社勤務、その後、マレーシアのWebマーケティング会社に入社。 「PC1台で世界の貧困をなくす」をビジョンに、WebマーケティングやSNSを使ったプロモーションをマレーシア、インドネシア、日本で行いつつ、 現在は、ミャンマーにて貧困層向けのオンライン教材の開発や障害者雇用を行なっている。

ミャンマーデジタルマーケの日々: https://note.com/morimoe

 

森さんの略歴。なぜ、27歳で、ミャンマーで起業することになったの?

森さん:「パソコン1台で貧困をなくす」をビジョンに、インターネットを活用したビジネスを、ミャンマー、日本、バリで行っています。

 

すべてのきっかけは、20歳の夏にインドに旅行に行ったことです。私はそこそこ豊かな家庭に生まれて、大学も通えて、不自由ない暮らしをしていましたが、インドに行くと価値観がひっくり返りました。壊れかけの家、道端で裸で寝ている人・・・。自分が知っているインドや世界の情報と全然違うと思いました。

 

▲インドを訪れたときの様子

 

両親や、メディアや自分が受けてきた教育が100%真実ではない、ちゃんと事実を見たいと思い、アジアをめぐるようになりました。

 

新卒で入社した会社では、2年連続で社内コンテストに入賞し、ボーナスや残業代で月収100万円を超えたこともありました。成果はあったのに、熱望した海外支社異動がかなわず、別の可能性を探す間に、インターネットを使った副業に出会いました。

 

インターネットを活用すれば、住む場所、学歴、年齢関係なく、パソコン1台さえあれば収入を作れることに気づき、その可能性に、「アジアの貧困も乗り越えられるのでは?」という希望を感じました。

 

副業の収入が本業の収入と同じくらいになったころ、日本の会社を辞め、ご縁のあったマレーシアの会社に入社し、移住し、現地でオンライン教材のプロモーションに携わりました。

 

2018年の年末からミャンマーでボランティアを開始しましたが、ボランティアではなくビジネスとしてやっていきたいと思い、ミャンマーに移住し事業をスタートしました。今はミャンマーの地方や貧困層向けのオンライン教材開発を行っています。

▲ミャンマーのボランティア活動

 

ミャンマーのコロナ事情は?

森さん:昨日(イベント当日は5月17日)までで死者6名、それも全員持病もちの方で、世界を見ても感染者数が少ないです。3月下旬に1名感染者が発覚してから、3時間後には空港が封鎖され、鎖国が完成しました。さすがもと軍事国家・・・。その後、感染者が発覚した地域ごとにロックダウンが始まりました。最近では規制緩和が始まり、21日間新たな感染者が発生していない地域はロックダウンが解除されています。カフェなどお店は開いていますが、誰も店に行かないので、すべてテイクアウトになっていますね。

 

実は私も、宿泊したホテルで接触疑惑になり、23日間完全隔離状態で過ごしました。隔離生活を過ごしてみて変わったことは、移動欲がなくなったことです。それまで、20日間以上同じ国に滞在しない生活を2年以上続けていたのですが、拠点を作って、魂を宿せる場所を作りたいと思うようになりました。

 

隔離期間中、私を救ってくれたのは労働でした。労働は喜びだし、仕事があったから隔離生活も乗り越えられたなと思います。

 

▲ミャンマーの様子

 

ミャンマーの文化や経済事情は?

森さん:寄附文化があります。4年連続世界第1位の寄附大国で、政府からの保障はほぼ何もないのに、コロナになって困る人のために炊き出しをやったり、医療機関に寄付をしたり、マスクが高くて買えない貧困層の方のために、余裕のある人たちがマスクを買い占めて配ったりしています。

 

ミャンマーは資源があって、作れるものはたくさんあるはずなのに、加工品やモノづくりの技術がありません。そこは、外国から技術伝達をして、自国で誇りを持てる産業を持てるような環境を整えたいなと思います。

 

これからミャンマーでやっていきたいことは?

森さん:オンライン教材を企画しています。私がインターネットとマーケティングに出会って思ったことは、インターネットは格差を超えられるということです。途上国なら、パソコンも3万円程度で買うことができます。少額の初期コストで始められて、誰でも取り組める。すべての途上国で水平展開できると思います。

 

▲ミャンマーのスタッフのみなさん

 

オンライン教材の開発と、コンテンツプラットフォームを作りたいと考えています。ミャンマーでは、地方を含めてすべての地域でインターネットは使える状態になっています。ですが、ヤンゴン以外のいわゆる田舎では、インターネットで「学ぶ」という習慣がありません。エンターテイメント目的で動画を見る程度にしか使われていないのです。

 

タイムマシンビジネスのように、10年前ごろから日本で広がったサービスが、ミャンマーで今広がり始めようとしています。ミャンマー人が、インターネットを自由に使えるようになったのはここ2年ほど。個人で売買をする人もちらほら出てきています。これから、メルカリやスキルシェアプラットフォームのような、CtoCのプラットフォーム事業の需要が高くなるだろうといわれています。私も、オンライン教材のコンテンツ作りに加えて、誰もがコンテンツをシェアできて、それを買う個人がいるような、コンテンツプラットフォームを作りたいと考えています。これから15年以内に、7か国の途上国で、これを水平展開するのが目標です。

 

《DIGとは》

 

DIG – Do it globally –

日本全国に仲間を作る価値共感型コミュニティ

 

場所や時間にとらわれない自由な働き方が広まりつつある昨今。

私たちDIGは、多様な価値観やスキルを持ち、全国各地で活躍する仲間と、新たなビジネスを生み出しています。

 

仕事の受発注だけでなく、趣味や遊びでつながる場も多く創出。

違いを尊重し、得意をかけ合わせ、信頼し合えるコミュニティを目指しています。

 

DIGのメンバーは半数以上が経営者やパラレルワーカーです。経営者から学生まで、10代〜50代の経歴も年齢も違った人びとが集まりました。

 

拠点を全国各地に持つことにより、都市から地方へ・地方から都市へとビジネスの幅を広げ、自由な働き方へ近づくきっかけを提供していきます。

 

(文責・早坂遊羽)

 

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